ガラガラニドキングWAの現代風アレンジ例
当ブログで2011〜2012年に渡り何度か経過報告しつつ構築して来たガラガラニドキングWA(CH流トキワジム)。
最新版はこちらで、有難いことに4年経った現在でもそのままやアレンジされて使用されているが、
その後の環境の変遷に対応したアレンジの一例を紹介する。*1
重要な注意事項として、このパーティに関しては長期的に生き残ることを目指しているというのが根底にあるため、
現在の短期的だと思われるメタを考慮したアレンジは一切していない。
55 | ガラガラ | 地震 | 岩雪崩 | 剣の舞 | 目覚めるパワー蟲 | 太いホネ | DDFF |
50 | マルマイン | 10万ボルト | 電磁波 | 光の壁 | 大爆発 | 奇跡の実 | FFFF |
50 | ナッシ− | リフレクター | 痺れ粉 | 目覚めるパワー草 | 大爆発 | 黄金の実 | EEFF |
50 | カビゴン | のしかかり | 地震 | 腹太鼓 | 自爆 | 食べ残し | FFFF |
50 | ドーブル | キノコの胞子 | アンコール | 高速移動 | バトンタッチ | 光の粉 | 1FFF |
55 | ニドキング | 地震 | 大文字 | 雷 | 爆裂パンチ | 薄荷の実 | FFFF |
赤字部分が、最新版からの変更点である。
*1:筆者がもし現在使うならこうする、という内容である。
高速移動+腹太鼓カビゴン
(※2015年9月頃に書いた記事です。何故かUPされていなかったのでそのまま上げておきます)
腹太鼓カビゴンは主に身代わり型を中心に研究が進んでいるが、
まだまともに世に出て来ておらず、筆者が注目しているコンセプトがひとつある。
それが、「高速移動バトンタッチ+55腹太鼓カビゴン」の組み合わせである。
55 | カビゴン | 恩返し | 地震 | 腹太鼓 | 眠るor身代わり | 薄荷の実or奇跡の実or食べ残し |
50 | 誰か | メイン技 | 高速移動 | バトンタッチ | 何か | 何か |
通常の身代わり+腹太鼓や、腹太鼓+眠る+薄荷の実とは違った対策が求められるため、
新たなコンセプトとして価値があるのではないかと考えている。
非常に曖昧だが、高速移動役はサンダースとハッサムとドーブルのほぼ3拓と言えるだろう。
ドーブル+身代わり腹太鼓カビゴンに関しては以前使用者が居たが、あまりこのコンビ自体には注目されずに風化して行ったイメージがある。
カビゴンに奇跡の実というと通常は勿体ないが、カビゴンが「速いキャラ」に化けるなら話は別である。
例えば草ポケモンやぬるい状態異常サポートキャラに対し、
身代わり+奇跡の実を併用で使えば、バトンタッチ際の状態異常をカットしつつ、先制身代わりで相手を完封することが出来る。
ここまでする必要があるかどうかは不明である。
WAには、カイリキーが良いのではないかと今のところ考えている。
これは単純にカビゴンの攻撃範囲との相性補完であり、
また高速移動をカイリキーに繋ぐことで、非常に特殊な対策を強要することが出来るからである。
この際のカイリキーの型は、フシギバナを封じることが出来るいばみが型がアリなのではないかと考えている。
このコンセプトのパーティを組もうと半年ぐらい前から考えていたが、
なかなかまとまらなかったのでここにぶん投げておくことにする。
- ※2016/2/9追記(ただのメモ)
当然ハガネールが死ぬほど厄介なのでサンダースに目覚めるパワー炎を持たせてみたら、
バンギラスの地震で高確率一撃となった。
これをきっかけに、バンギラスのどの攻撃も確実に一発耐えることが出来る高速バトン使いを調べてみたところ、
何とキリンリキが唯一の存在であることが判明した。
この考察結果が役に立つ時が来るかどうかは不明である。
2008-01-16 ライコウRA
51 | ライコウ | かみなり | リフレクタ− | ほえる | めざめるパワ− | たべのこし |
52 | ヘラクロス | メガホ−ン | じしん | きしかいせい | めざめるパワ− | ピントレンズ |
52 | カビゴン | のしかかり | だいもんじ | のろい | じばく | きせきのみ |
52 | パルシェン | なみのり | まきびし | のろい | だいばくはつ | おうごんのみ |
52 | ナッシー | サイコキネシス | ねむりごな | やどりぎのタネ | だいばくはつ | まひなおしのみ |
52 | ゲンガ− | ほのおのパンチ | ほろびのうた | くろいまなざし | みちづれ | とけないこおり |
構築
完成度★
紙パ氷河期である第三世代初期(カビガラポリ)を超速攻で生き残ってきた、筆者にとって思い入れの強いパーティ。
当時の勝率はそこそこ高く、読みきらないとすぐ崩れてしまうパーティなので使っていて面白かった。
しかし、毒甘えるブラキの出現によって事態は一転、そのブラキだけで詰んでしまうパーティに。
ゲンガーパルシェン以外がほぼ無抵抗にやられてしまうのが痛すぎる。しかも、ゲンガーもパルシェンもブラッキー対策としてまったく安定しない。
今使うには相当苦しいが、崩しの速度計算を覚えるにはいいパーティだと思う。
パーティの守りの要であり、麻痺受けである。
タイプ一致の地震、サイコキネシスなんかを除いて、すべてダメージを受ける感じで構わない。リフレクターと雷の麻痺と吠えるでとにかく受け流す。
速攻に持ち込めなければ、毒は絶対に貰ってはいけない。取り巻きに受けて貰う。
雷は10万ボルトでの代用は利かない。
追加効果の麻痺がフーディン、サンダー、ナッシーなによりポリゴン2と殴りあうときに強烈に生きてくる。
威力も10万ボルトと桁が違い、Lv51までのカビゴンなら十分潰すことができる。
リフレクターがあるだけで物理への耐久力は相当違ってくる。
毒ならパルシェン居なくてもまわせるし、再生系がかなり楽になるが、速度がないので毒が回る前に潰される。
目覚めるパワーは草や水という手もあるが、あくまで奇襲の範疇であり、ライコウの攻撃範囲を狭めるのに他ならないと思う。
毒や目覚めるパワー地面のないサンダーや低Lvライコウとのタイマンには勝てる。何気に機会は多い。
フーディンやエーフィ、ナッシー、ケンタロスなどの場合を除き、状態異常もらいたくないので極力先手に置く。
出撃機会は少ないが、対バンギラスではヘラクロスがいるだけでカモられる側からカモる側に変わる。
鈍い一回してもカビゴンに先手が取れ、フォレトスは鈍い一回からのメガホーン連打*1で抜ける。実際は鈍いは要らず、ピントレンズもたせて急所狙いのほうがいい。
起死回生でエアームド、フォレトスが抜けるのはヘラクロスが受け役割(バンギラス・カイリキー・イノムーetc)を持っているときのみである
。
他にヘラクロス受けを用意せず、目覚めるパワー飛行で相手ヘラクロスに対処するのならできるだけ高Lvで使いたい。
その方が食いあいには強くなる。
レベル差をつけて、バンギラスの取り巻きにいるヘラクロスを抜くのに使う。
リフレクター貼って出す自爆カビゴンは最高のカビゴン受けである。
先の如く、ミラーで食い合うキャラなので、極力高Lvで使いたい。
撒き菱ライコウにおける貴重な状態異常受け。
正直、眠るも欲しいところなのだが
→ノーマル技を抜く
アタッカーとして不十分となる。捨て身は反動がきついので不可。
恩返しか圧し掛かりだけど、圧し掛かりがベターと考える。
→炎技を抜く
ライコウとカビゴンを両方出したい撒き菱サンダーの取り巻きである、ハガネールに対して2枚まとめて黙る。
補足だが地震や波乗りではまきびしライコウが弱くなりがちなナッシーに打てないうえ威力不足である。
→鈍いを抜く
リフレクターや鈍いをされた際に、自爆が決められなくなる。
またカビゴンが受けられなくなる。
→自爆を抜く
ライコウ+カビゴンの形で地面に非常に弱くなるのに地面に対して圧力がかからない。
カビゴンを受けることができなくなる。
そのため、眠るスペースがない。
奇跡の実は意外と重要で、毒入れようと欲張ってきたエアームドを燃やしたり、自爆の瞬間に眠らされて自爆できないなんてことを防げる。
大文字ならフォレトスを一撃で倒せ、火炎放射ならPPを気にしないで済む。
*1:出来ればピントレンズが欲しい
2008.11.1 メロメロガルーラSA
- 完成度★
ガルーラの弱点であるタイマンでの鈍い合戦を克服するために、メロメロを持たせたもの。
通常ガルーラは道連れ戦術に弱いが、このパーティは逆にこちらから道連れを狙っていくこともしばしばある。
またカビゴンと違い、パーティ見た時点では技が割れないのも利点である。
ただし、毒エアームドやブラッキーのはびこる今では決定力として遅すぎる上、回復なしが致命的。
2008.01.16 大文字カビブラBA
51 | カビゴン | 捨て身タックル | 大文字 | 鈍い | 眠る | 食べ残し |
52 | ヘラクロス | メガホ−ン | 地震 | 目覚めるパワー飛行 | 起死回生 | ピントレンズ |
52 | サンダー | 雷 | 吹き飛ばし | 目覚めるパワー水 | 眠る | 薄荷の実 |
52 | パルシェン | 波乗り | 撒き菱 | 鈍い | 大爆発 | 水玉リボン |
52 | ナッシー | サイコキネシス | 眠り粉 | 宿木の種 | 光合成 | 奇跡の実 |
52 | ブラッキー | 黒い眼差し | バトンタッチ | 甘える | 月の光 | 不思議な木の実 |
- 完成度★★★
カビブラ流行にあやかり構築したもの。
カビブラ流行当時の環境ではかなり強かったと思われる。
毒守るエアームドの登場で若干辛くなり、歌う地球投げハピナスの流行次第では壊滅する。
状態異常受け。レベルを上げることができなかったため、非常に脆い。
特殊はカビゴンだけに任せきりにせず、負担を分散させること。
カビブラを使うなら、電気技よりも炎技が良いと考える。理由は吼えるキャラに強いからである。
カビブラ何かで選出する際に、何かが吼えるキャラに弱いキャラでないと、吼えるキャラに攻撃を当てられず、ブラキがまったく機能しないという事態に陥る。
3枚目を吼えるキャラに弱いキャラを選出する関係上、カビゴンが吼えるキャラに強くないと吼えるキャラを引かせられず、吼えるキャラに抜けれる危険性がある。
電気技の場合、ハガネールに対して、そのような事態が起こりうる。
火技の場合、サイドンでそのような事態が起こることが考えられるが、吼えるが入る場合、地震雪崩鈍い電磁砲のうちの何れかが抜ける。
電気技カビゴンは単体としてみたら強いかもしれないが、パーティ全体で見たら穴が大きくなりやすいと考えている。
具体的には、ヘラクロスサンダーが入らないことが理由だ。
対バンギラスで、ヘラクロスの代用としてカイリキーを組み込む手段もあるが、バンギラス側にヘラクロスが居ると決定力として機能しない。
ただでさえカビブラはヘラクロスが重いため、本末転倒である。
また、サンダーを無理やり入れても似たような結果に陥る。つまりカビブラサンダーと纏めてハガネールに黙る。
撒き菱サンダーに対してカビゴンサンダーで圧力をかけたいが、ハガネールが居るだけで両方動けないということが起こる。
-
- サンダー
撒き菱サンダーや電磁砲サイドン、カビブラなどを想定した、パーティの胆である。
パーティ全体としてナッシーに強めなこともあり、目覚めるパワーは水を選択した。撒き菱サンダーなどで、ハガネールで受けられてしまいサンダーに攻撃があたらないという事態を避け、またサイドンに対して目覚めるパワー氷よりも有効な打点となるのが理由である。
対55カビゴン以外に対してはほとんど見せキャラ的な存在
である。(元々カビブラは対55カビゴンのための戦法だと思っている)
そのため対カビゴンを重視し、不思議な木の実を道具として選択した。
- 現在の見地
……。(昏く眼を輝かせながら)
カビブラの欠点として、対バンギラスへの充分な対策レベルが確保されておらず、またサンダーが露骨な弱点として残存している点が筆者の不満点であった。
また、主流であった電気技はナッシーへの打点として不十分なこと、ハガネールへの脆弱性を理由に炎技での構築へ至ることとなる。上記のような特徴を踏まえ、筆者は対カビゴンをブラッキーで担い、残りのリソースをバンギラス、サンダーへの対策に割くことにした。
ブラッキーの補足として、アンコール対策のため敢えて黒い眼差しのPPを増加させずPP切れさせてバトンタッチするというものがあったが、このパーティでは対カビゴンでの月の光のPPを重視し、不思議な木の実としている。カビブラのコンセプト自体については、甘えるロックバトンを成功させたところでカビゴンミラーに勝つことは出来ず、コンセプト自体が成り立っていなかったと考えているが、当時の環境においては仕方がないことだと思っている。(この変遷については太鼓ガラHAを参照のこと)
旧日記記事 55鈍いバンギラスSA
55 | バンギラス | いわなだれ | じしん | のろい | ねむる | ピントレンズ |
50 | サンダー | かみなり | めざめるパワー | ふきとばし | ねむる | はっかのみ |
50 | カビゴン | だいもんじ | じしん | のろい | じばく | きせきのみ |
50 | ハピナス | すてみタックル | カウンター | のろい | タマゴうみ | ふしぎなきのみ |
50 | ナッシー | サイコキネシス | ねむりこな | やどりぎのたね | こうごうせい | まひなおしのみ |
50 | スイクン | なみのり | どくどく | ねごと | ねむる | たべのこし |
完成度★★
実は基本はカビハピナッシー。
カビで1枚持っていって、ナッシーが動けるならナッシー。ナッシーがまったく動けないならハピでの鈍いカウンターでメジャーなパーティ大体抜ける仕組み。
バンギラス
考えれば考えるほど、サイドンの方が優れていると思えるメタゲーの代名詞。
実は真のAはハピナスである。
一応バンギラスのお陰でゴースト、ナッシー、ブラッキー、エアームドが来にくく、ハピナスが使いやすくなるという利点はある。
ハピナス
特殊からカビゴンまで食える何かが間違っているピンクの化け物。対55カビゴンへのメイン。
ゲンガーが出てくるパターンは地震カビとナッシーで食える。
現在の評価
当時バンギラスは55カビゴンと55サンダーの両方に大きく不利を付けられており、両方に勝てるパーティを模索した。
バンギラスの型が芋臭いのは当時の環境の思考から抜け出せなかったため仕方ないと思えるが、
結局ハピナスによるタイマンがほぼ成立せず20戦程度して勝率は5%程度と筆者の構築で過去最低を記録した。
当時はなぜこうも工夫を凝らしたパーティが弱いのか理解できなかったが、現在の視点で考えればなんのことはない、
ギミックが成功する確率を加味していなかったというなんとも間の抜けた話である。
ハピナスの1枚残しでしか勝ち筋がない上に、状態異常をもらえないため、2枚で戦う羽目になるのである。
ギミックに固執し、本来の目的を見失ったパーティがどうなるのかを勉強させてくれた、苦々しい思い出のパーティである。