ガラガラ対策に関する昨今の事情
昨今、ガラガラ側の役割破壊についての発見は多々あるがそれに対する受け側の対応についてまとめたものがないので、それについてまとめることにする。
ガラガラ側の進展は大きく分けると以下の二つになる。
53ガラガラ 地震/岩雪崩/目覚めるパワー飛行/腹太鼓@太い骨
51スターミー 波乗り/電磁波/怪しい光/身代わり@食べ残し
スターミーの強い状態異常撒き性能によるサポートを受けるタイプのガラガラ。
53で腹太鼓を持つことによって50のエアームドをも倒すことができる。
また、エアームドナッシーパルシェンといった一般にガラガラ受けといわれるものは、スターミーに弱い点が厄介で、それらを誘い出し強引に状態異常を撒いて突破を図ってくる。
55ガラガラ 地震/岩雪崩/目覚めるパワー蟲/剣の舞@太い骨
50マルマイン 10万ボルト/リフレクター/光の壁/大爆発@奇跡の実
マルマインで二枚壁を張ってからの爆破によって、タイマンでの潰しあいを有利に運ぶタイプのガラガラ。
マルマインによる安定行動を潰しにくいのが強みだ。
以上のようなガラガラ側に対抗する手段について
パルシェン 波乗りor冷凍ビーム/何か/リフレクター/大爆発@何か
53太鼓ガラについて影響を受けづらく、
リフレクターを張ることによって55めざ蟲ガラ側の自爆→マルマイン壁自爆→ガラガラという安定行動を抑止しやすいうえ、
波乗りor冷凍ビームと大爆発という物理と特殊両面からガラガラに大ダメージを与える技を持つので、マルマインに両方の壁を張ることを強いるため、単体で言えば最も信頼できるガラガラ対策と思われる。
しかし後述するエアームドと違い、地震ないし岩雪崩の急所で倒れる可能性がある点は注意が必要だ。
持ち物はリフレクターのない55ガラガラを大爆発で高確率で倒すための水玉リボンや、地震を2発耐えるための黄金の実*1、他の役割を考慮した麻痺治しの実などが挙げられる。
パルシェンを使う他の利点として、大爆発要因として有用な点や、破壊の遺伝子持ち遺伝子ケンタロスを安定して流せる、数少ない撒き菱が使えるポケモンであるということ挙げられる。
エアームド ドリル嘴/毒毒/守る/吹き飛ばし/食べ残し
53腹太鼓ガラガラの腹太鼓岩雪崩によって倒されてしまうが、55目覚めるパワー蟲ガラガラにタイマンで勝てるのは大きな利点である。
また、ノーマル耐性を持ち、かつ守るまで使える点も大爆発による道連れ戦略を抑止しやすい。
53腹太鼓ガラガラはエアームドを倒すために腹太鼓を使う必要があるため、先制でガラガラを半分削れる、または眠らせることができるポケモンと併用することで対処することができる。
よってパルシェンと同様に有用なガラガラ対策であると思われる。
ただし、守る食べ残しの一方でも欠けるエアームドは53腹太鼓ガラガラ55目覚めるパワー蟲ガラガラのいずれにも負けてしまうのでこの限りではない。
ほとんど全てのガラガラを信頼に足る程度流せるのは以上の2体に限られると言っていい。
以下の2体はガラガラ対策で併用すると良いと思われるものである。
ナッシー サイコキネシス/何か/眠り粉/大爆発@何か
55目覚めるパワー蟲ガラガラが流行する可能性があるため、メタ的には下向きである。
ただし、宿り木の種や状態異常技などメタに影響を受けにくい技を持つために一定水準以上は保たれると思われるが、他のガラガラ対策と併用する必要がある。
眠り粉によって、パルシェンと同様、大爆発による道連れ戦略を抑止できる。
攻撃面も有効性は落ちるがパルシェンと同様である。
ナッシーを使う利点は、ガラガラ対策よりもほかの役割について*2で
ガラガラについては、他のガラガラ対策と併用することでより安定性を高められる程度の認識でいいと思う。
よって上の例に限らず、他の技を持たせるという方法も十分にある。
ガラガラ対策にナッシーが併用される可能性があるという点が重要だと思われる。
ナッシーとは逆で、55目覚めるパワー蟲ガラガラが流行する可能性があるため、メタ的には上向きである。
しかし、飛行に対してほぼ完全に止まるなどメタの影響を受けやすいため、流行によって価値の振れ幅が大きいと思われる。
また、目覚めるパワー飛行に対し非常に弱いためやはり他の対策と併用する必要がある。
55目覚めるパワー蟲ガラガラが流行する可能性があるため記述したが、以上の理由より上記の3体に比べ有用性は低い。