55サンダーカイリキーWA補足

9月22日の55サンダーカイリキーWAに関する補足記事である。

  • サンダー

55レベルで磁石持ちであるのはサンダーミラーでの優位性を確保(少なくとも5分)のため。
これにより55サンダーが高確率で2発、55ファイヤーが1発で倒すことができる。
サンダーのレベルを落とすとサンダーミラーでの優位性の確保が難しく*1、また取り巻きにレベルを振る理由も特にないため、サンダーのレベルは55とした。

  • カイリキー

レベルを50にしてサンダーと同時に出せるようにするか考えたが、50にするとサブウェポンの火力が著しく落ちるため55にした。
これによりサンダーを選出した際の物理決定力が若干薄くなっている。
攻撃範囲はそれぞれ、ナッシースターミーに対する目覚めるパワー蟲、ヘラクロスフシギバナエアームドに対する大文字、ゲンガーニドクインへの地震としている。*2.*3
飛行が出てくる場合に決定力を出せないが、この場合はサンダーを選出することによって決定力が出せないという事態を回避することができる。
持ち物は怪しい光身代わりスターミーや、電磁砲カビゴンクソゲーカビゴンへの対策として奇跡の実を持たせている。

カビゴンについてはクソカビの項を参照のこと。
撒き菱と吼えるが絡むと厳しいが、単なる高レベルのライコウということであれば受けるだけは受けられる。
ただし、高レベルのライコウは食べ残しを持っている場合が多く潰しの面では期待できない。
その場合はハガネールを選出することになる。

サンダーをエースにしたパーティにとって、爆発パーティはアキレス腱となる。
当サイトで扱っている目覚めるパワー蟲ガラガラや、遺伝子ケンタロス、などの大爆発速攻を主軸としたパーティに対し、冷凍ビームとリフレクターは強力に阻害する。
これらのポケモンは、その決定力を道具に依存するため状態異常対策をし辛く、また耐久力が低いという共通点がある。そのため、冷凍ビームの凍り漬けの追加効果はほぼ即死効果に近い。
ゆえに、1発打てば10%、2発打つことができればそれだけで19%の勝率を確保することができる。特に遺伝子ケンタロスとのタイマンでは冷凍ビームの有無で優劣が変わるほどである。
また、リフレクター及び光の壁を張ってからのガラガラなどに対し、剣の舞での攻撃力上昇効果は1回目で2倍
、2回目で3倍となるがその比率は2倍、1,5倍と落ちてゆくので、リフレクターを張ってしまえばその速攻力を急激に緩和することができる。

撒き菱がなく、代わりに波乗りがあるのは攻撃技が冷凍ビームだけでは、食べ残しを持っている場合や高レベルの場合のハガネールを倒すのが困難であったり、高レベルのサイドンを手早く倒したいためである。
撒き菱が欲しい場面*4では、パルシェンではサンダーの攻撃回数を稼げないため、撒き菱は不要と判断した。この場合は後述のフォレトスで対処することになる。

低レベルの鈍いを持ったカビゴンや自爆カビゴンなどは割かし厄介で、その場合はパルシェンでのリフレクター→大爆発からサンダーないしカイリキーで対処する。

55のカビゴンの持ち物の読み合いが発生するのを避けるため*5、持ち物が薄荷の実でも食べ残しでも、食べ残しの効果を潰せるよう撒き菱を持たせている。これはカイリキーがフシギバナで受けられる場合にも乱数2発が確定2発となるため重要である。
眠るの変わりに毒毒を持たせているのはカビゴンないし、フォレトス受けを速めに眠らせてサンダーで雷を打つ回数を稼ぐためである。撒き菱を撒いた後にカビゴンと相対したとき、何もできないとカビゴンに爆発をしないという読みで増長されるのを防ぎたい。

以上の面子では、ゲンガーに対し好き勝手やらせてしまうのでゲンガーをできるだけきっちり受けるためのポケモンである。
その他ブラッキー、高レベルライコウ、電気技ないしN技一本のカビゴンも兼任している。
嫌な音は、本来なら毒毒や圧し掛かりを入れたかったが主にカビゴンの1枚残しを嫌ったものである。

*1:55サンダーを低レベルで受けられるポケモンは著しく少ないため、サンダー同士向かい合ったときに逃げたくない

*2:目覚めるパワー蟲、大文字は50にすると役割破壊としての効力が著しく減衰する。

*3:目覚めるパワー蟲は毒毒と併用すれば役割破壊の体をなすがそれでも速度ははるかに遅くなる。

*4:主に高レベルの食べ残し持ちカビゴンをサンダーで倒す場合

*5:磁石サンダーで55食べ残しカビゴンを倒すのは薄荷に比べると格段に難しい