パーティの耐久性

ポケモンというゲームは先に選出した3枚を全滅させることが勝利条件である。
しかし、それぞれのポケモンに対応した受け役割を持つポケモンを選出することができれば、相手を完全に受け切ることができる。
大抵の場合、受けの回数はPPなどの関係で有限であるため*1、勝利条件を満たすためには、この『特定のポケモンを受けることができる回数』が最も少ないポケモンから崩すことが勝利条件を満たすための近道となる。これにより1対1対応が崩れるからだ。

つまり、パーティの耐久性の基準は特定のポケモンを受ける回数が最も少ないポケモンとなる。
よってパーティの3枚を選ぶ際、その他のポケモンの耐久性は相対的に価値が落ちるといえる。
同じポケモンを受けるポケモンが複数いるとき、それらがパーティの耐久の基準を上回っているならばより相手を崩しやすいほうのポケモンを選択することが優先されやすい。

ちなみにこれは相手の3枚が割れてからの話であるが、実際はこれに情報や乱数という要素が絡んでくる。
崩すポケモンを選択するため、相手の3枚を速く割ることができれば後々有利なのは言うまでもない。
このため相手の交換を促すアンコールや宿木の種、吼えるなどを用いるという方法がある。
また、特定のポケモンを受ける回数は急所や状態異常などで対戦中常に変動する。このため、そのつど選択しなおすことが必須である。

*1:影分身や食べ残しが絡むと倒せないという状況も発生する場合があるが