レベルによる型の違い

Lv.50でも55でも同じ型で使われるポケモンというのは意外と少なく、
大抵の場合はそのレベル相当の仕事が出来る型で使われる。
このレベルだとどの型が多く使われている、というのは環境にもよるが、
覚えておくと見せ合いの時点で相手の型をある程度予測することが出来る。
あらゆる型の対策をすることが出来ればベストだが、それは実際は難しいということが多いので、
その予測した型だけに対応したポケモンを選出する、という方法がある。
以下にいくつか例を挙げる。

  • ゲンガー

Lv.52以上だと55サンダーや50スターミーに先制出来る恩恵を得るため、
10万ボルトと冷凍パンチは最低限持っているということが非常に多い。
逆にLv.51以下だとサンダーとの交戦は諦めて、炎のパンチ+滅び型という構成が比較的多い。
よって相手のゲンガーが52以上なら炎のパンチが受からないハガネールで、
51以下なら10万ボルトが受からないスターミーで受けることが出来たりする。

  • ガラガラ

低レベル、特に55カビゴンの隣の場合、寝言+火炎放射の場合があるのでエアームドで受けるのは危険。
しかしエースだとまずそのような型は無く、剣の舞型がほとんどであるので、エアームドで受けやすい。

低レベルだと寝言+地震という型が比較的多いが、
エースになると鈍いやめざ格を持っていて地震を持たないというケースが多い。
よってエースのヘラクロスは、地震に弱いゲンガー等で受けやすい。

低レベルはのしかかりが非常に多いので麻痺に弱いポケモンで受けにくいが、
エースの場合はノーマル技がほとんど捨て身タックルか恩返しなので、
ドンファンミルタンクなど麻痺に弱いポケモンでも受けやすい。

低レベルでは追い打ちを持っていることが多いが、エースだとあまり持っていないため、
エスパーやゴーストの目の前に出されても普通に逃げることが出来る場合が多い。

あまり多くはないが、低レベルだと目覚めるパワー飛行を持っているのに対し、
エースだと物理技が捨て身タックルだったりすることが多いため、
ナッシーで受けて宿木のタネなどで嫌がらせしやすい。


などなど。
「相手のポケモンの型は見えないがレベルは見ることが出来る」ということを利用したい。
ただし道具の予測と同様、これはただの予測に過ぎないので過信は禁物。