流されるポケモンの耐久を上げる

例えば剣の舞を持ったガラガラに対する完全な受けは存在しないが、
パルシェンなら冷凍ビームや大爆発の圧力によって複数回流すことが出来る。
この「流し」というのは「軽い受け+圧力で対策する」というようなもので、
これは逆に言えば、相手からの圧力を減らすことが出来ればそれを「対策」として機能させなくすることが出来るということである。
圧力を減らすということは、こちらの耐久力を上げるということである。
すなわち、このような「圧力によって流されるポケモン*1は、
影分身や壁技、場合によっては防御や特防を上げる技など、耐久力を上げる技と相性が良い。

最たる例は光の壁+ガラガラで、ガラガラは光の壁さえ残っていれば多くの水ポケモンに殴り勝つことが出来るため、
リフレクターや大爆発と言った対策があるパルシェンは厳しいものの、
他のスターミーやスイクンと言った水ポケモンからは引く必要が無くなり、結果的に全抜きが実現しやすい。


流されるポケモンの他の例としては、
・破壊の遺伝子ケンタロス
・フルアタカイリキー
・嫌な音バンギラス、砂嵐バンギラス
・剣の舞ドククラゲ
・まるころミルタンク
・腹太鼓リザードン、ピクシー
・日本晴れファイヤー
・いばみがフーディン、メロみがフーディン、冷凍パンチフーディン
・悪夢スターミー
・鈍い吠えるガルーラ、リングマライコウ
などなど。

金銀のニンテンドウカップ2000(一撃禁止)というルールは基本的に他の世代・他のルールと比べるとかなり全体的に耐久が高く、それだけ突破法を考えるのが難しい。
それゆえ、一般的にはバリアーや影分身など耐久を上げる技よりも、
剣の舞や嫌な音といった突破性能を上げる技の方が活躍する機会は多いが、
今挙げたように「突破性能が充分に高いポケモン」と組み合わせれば、
耐久を上げる技も使い所がありそうだ。

*1:言い換えると「受けることが出来ないので圧力によって流すことでしか対策出来ないポケモン