対戦環境雑感 〜2012年9月版
以前まで筆者はセミフルカビゴンを推していたが、パーティ単位で威張る身代わりサンダーを対策することが難しく、
決定力面でブラッキーやクソカビ*1など50で使え汎用性もあるキャラで止められてしまう点、などがネックとなり断念した。
特筆すべきは大会後一気に市民権を得た腹太鼓カビゴンだが
これまでの爆破速攻での問題点である、甘えるを逆に起点にできる腹太鼓+自爆もなることながら、
それ以上に高レベルの身代わりを併用した構成だろう。
この構成の大きな利点は50レベルのクソカビを起点にできることである。
クソカビの圧し掛かりで身代わりを破壊することができず、爆裂パンチも命中率が低いため身代わりを残すことが容易である。
- 威張る身代わりサンダー
大会ではキラー的なパーティも多く、大きな活躍は見せなかったがむしろそれまでが対策不足だった感はある。
大会後も、腹太鼓カビゴン解禁の風潮となり身代わり腹太鼓カビゴン+マルマインの登場で大会前後で最もメタの煽りを受けたキャラではないかと思う。
サンダーパーティの欠点としてメロメロ身代わりフーディンや悪夢スターミーなどを挙げていたが、
それ以上に身代わり腹太鼓カビゴンの存在は厄介で、
カビゴン+マルマイン+ガラガラ受けorドーブルの組み合わせでサンダー側が詰んでしまう。
かつての環境では最強と唱える人も多かった威張る身代わりサンダーは今逆風にあるが、
まだまだサンダー側も対策の余地はあるのではないかと思う。
考え付いた対策としてはヘラクロスをWAにする、ガラガラ受けをワタッコにする等あるが有力となるものはいまだに考え付いていない。
身代わりが蔓延するなか高速のアンコール使いであり*2、食べ残しを取り巻きが自由に使える、裏拓のメロメロ身代わり型は受けられるキャラが限定されるなど、現環境中で伸びる要素が大きいと思われる。
55 | フーディン | サイコキネシス | 何か | アンコール | 自己再生 | 奇跡の実 | 1FFF |
50 | カビゴン | 圧し掛かり | 爆裂パンチ | 寝言 | 眠る | 光の粉 | FFFF |
50 | ハガネール | 地震 | 毒毒 | 嫌な音 | 吼える | 食べ残し | FFFF |
フーディンはアンコールで用いる際にもメロメロ身代わり型を警戒させるため♀で用いるのが良いと思われる。
食べ残しが余るのが利点と上で述べたが、それを最大活用できるのがハガネールだと考えている。
以前当サイトでも掲載したハガネールだが、ゴーストやブラッキーに対しては言わずもがなに強く、
それに加えて威張る身代わりサンダー、腹太鼓カビゴン、マルマインなど環境における強いキャラに対し軒並み壁となれ、
また威張る身代わりサンダーや腹太鼓カビゴンに一枚残しされると対策として成り立たなくなるが、
その場合はフーディンのアンコールで対処し得るのである。
- 悪夢スターミー
悪夢スターミーを止められるフシギバナやハピナスなどがいるなどに強いエレブーとWAを組まれることが多いと思うが、
個人的に相性はそれほど良くないと思っている。
というより、エレブーがクソカビでさえ抜くのに苦労するため、エレブーのAとしての有用性を感じないというところが真意である。
身代わり腹太鼓カビゴンが環境に出現したこともあり、ムウマを取り巻きにするのが良いのではないかと考えている。
余談だがこの記事を執筆している今ふとヘラクロスとWAを立てるのはどうかと思った。
- ガラガラ
ガラガラをメインの決定力とする場合、壁爆破マルマイン+55ガラガラの組み合わせは対策が進み環境的に厳しいと感じている。
仮に用いるのであれば、身代わり高速移動バトンタッチ型のサンダースを併用したキルパ型が研究の余地があるのではないかと思う。
ガラガラ | ホネブーメラン | 岩雪崩 | 目覚めるパワー蟲 | 剣の舞 | 太いホネ | DDFF |
サンダース | 10万ボルト | 身代わり | 高速移動 | バトンタッチ | 奇跡の実 | 1FFF |
スイクン | 波乗り | 凍える風 | 寝言 | 眠る | 王者の印 | 1FFF |
従来のキルパには身代わりの代わりに甘えるを持つことがほとんどだが、高速バトンの対策に状態異常が用いられることも多く
現在の環境では身代わりを持つ上記の型に取って代わられていくものと予想している。
スイクンは城で某氏が使っていたものを拝借したものだが、
ガラガラAのパーティで厄介な存在となるバンギラス、ヘラクロス、エアームド、ナッシーなどを受けることができ、
同時に素早さのダウンを撒けるため非常にガラガラと相性がいいものと考えている。
腹太鼓カビゴンには起点にされるが、ガラガラがその腹太鼓カビゴンに強いため大きな問題にはならないと考えている。
逆にガラガラをサブの決定力として用いる場合は身代わりの氾濫もあり、その価値は相対的に非常に重要になってきているものと考えている。
- 現在環境のAに求められる役割として
・クソカビを最低限抜けること
・非常に広い攻撃範囲を持つこと
・状態異常に強いこと