ヨガきしサワムラー

サワムラー Lv.51〜55*1 メイン技/ヨガのポーズ/身代わり/起死回生@何か


このようなサワムラーはかなり昔から存在していて、サワムラーの最もメジャーな型という認識も強いと思われる。
他の格闘ポケモンと違って、自分より遅いノーマル、悪、岩、鋼などに対し、
読みや運の絡む余地が全く無く100%勝つことが出来るというのが特筆すべき魅力だろう。
みがじた・みがきしというコンボ自体、金銀ではドーブルを除くとサワムラー・ガルーラ・アズマオウしか出来るキャラは居ない。

筆者は正直な所この型を全く強いと思っていなかった。
まともに運用するにはサワムラーを最大威力の起死回生を打てるHPに持ち込む必要がある。
身代わりを4回貼れば簡単にその状況に持ち込めるのだが、逆に言えば相手の攻撃が1発でも本体に当たってしまうと、その瞬間計算が崩れ、
堪えるでも持っていない限りもう二度と最大威力の起死回生を打てるHPに調整するのは困難になる。
また、やっとの思いでサワムラーがその理想的な状態になることが出来たとして、
最終的には結局起死回生で先制一撃で倒せないといけないので、
格闘耐性を持つポケモンや、先制されるポケモンに対して苦労に見合わず呆気なく散ってしまうこともザラにあるからである。
もちろん本体が相手の攻撃を直接喰らい、最大威力の起死回生を打てなくなったとしても、
HPが中途半端な状態で威力150や100の起死回生を武器にして柔軟に立ち回るという方法もあるが、
これも結局カビゴンを一撃で倒せなかったりと報われないことが多い。

しかし最近面白いことに気付いた。この型はフシギバナとのタイマンで勝てるのである。これは格闘ポケモンとしては目を見張るものがある。
具体的には身代わりが葉っぱカッターを耐え、ヨガのポーズを2回積めば起死回生でフシギバナは一撃になるため、
身代わり4回中3回以上葉っぱカッターが急所に当たらなければ必ず勝つことが出来る。
カビゴンパルシェンハガネールバンギラスと言った面々に勝てるのはもちろんだが、
ここにフシギバナが同時に入った場合でも対処出来るというのはかなり偉いかも知れない。
いわゆる「よくある3枚の組み合わせ」に刺せる可能性が上がるからだ。

しかし、立ち回りに関して重要な注意点がある。それは「ヨガのポーズを積まないとフシギバナを倒せない」という点。
つまり例えばカビゴンフシギバナを2枚相手にした際、カビゴンはのしかかりを連打しながら果てればサワムラーは身代わりを連打するしか無くヨガのポーズを一度も積めない。
カビゴンは捨てることになるが次に出て来るフシギバナをこの状態からは倒せないため、2タテを果たすには及ばないのである。
しかし、あくまで「後出しのフシギバナ」「対面のフシギバナ」に対しては勝つことが出来るのは見逃せない。

因みに「メイン技」の枠が飛び膝蹴りだとしたら、同レベルの食べ残しカビゴンを確定2発で倒せるため、
上記の立ち回りの例だと対面のカビゴンには居座りにリスクを与えることが出来る。
また、フシギバナと対面した際、身代わりを壊すためにとカビゴンサワムラーに後出しして来る立ち回りも無くはないが、
飛び膝蹴りならそのままカビゴンを出オチさせることが出来る。
なお飛び膝蹴りは起死回生と技タイプが被ってしまうため、メイン技は相性補完の目覚めるパワーゴーストや恩返し等も候補となる。
もちろんこの場合、カビゴン等を本当に起死回生でしか倒せなくなる点に要注意だ。

持ち物の候補も色々ある。黒帯、光の粉、王者の印、先制のツメ、気合の鉢巻、毒消しの実、奇跡の実、麻痺治しの実etc.
また、どうせ身代わりコンボに拘るのならHPを落として実数値131になるように調整し、
黄金の実を持たせることで、身代わりを5回貼ることが出来るようになる。
命中率の低い技を受けたい時などにはこれも良いだろう。
ただしレベルによっては、乱数で肝心なフシギバナの葉っぱカッターで身代わりが割れてしまう確率が上がるので注意したい。

格闘受けがフシギバナであり、全体的に鈍足なパーティに対して、刺す役割を持てるチャンスがあるポケモンかも知れない。*2

*1:Lv.50では起死回生を使えないので注意!

*2:まだ未知数なので今後の研究に期待したい。