Lv.50のポケモンの対55カビゴン性能
最近の主な構築は、Lv.55に決定力を依存しがちであり、Lv.50は専ら爆破やサポートに専念している場合が多い。
そこから考えると、Lv.50のポケモンから如何に決定力を出せるかが重要な課題のひとつになって来ると思われるが、
ここでひとつの大きな壁となるのが、Lv.55カビゴンである。
55カビゴンに対し何らかの形で対抗出来るLv.50のポケモンというのは、決して多くない。
ここで、現状分かっている、55カビゴンに対抗出来るLv.50のポケモンを、分野別に少しまとめてみようと思う。
- 1.爆破・道連れを狙うことが出来る
ほぼ研究し尽くされており、ここからの発展は難しい分野。
寧ろここから脱却することが、今後の対戦環境の発展の大きなカギとなり得る気がする。
カビゴン、ゴローニャ、ベトベトン、パルシェン、ナッシー、フォレトス、マタドガス、
爆破ゲンガー、滅びゲンガー、嫌な音マルマイン、ムウマ、道連れドーブル等。
- 2.型にもよるが、ガン受けを狙うことが出来る
ほぼ研究し尽くされており、ここからの発展は難しい分野。
現在では寝言カビゴンが主流なのでゴーストが最も有力。
個人的には寝言と腹太鼓に両対応出来る黒い霧オムスターがワンチャン無いかと考えている。
ゲンガー、ムウマ、エアームド、ツボツボ、フォレトス、サイドン、ハガネール、オムスター、ミルタンク等。
- 3.他のポケモンと組み合わせてハメ殺しを狙うことが出来る
ほぼロックバトンのこと。流し性能は非常に高い。これもここからの発展は難しい。
ブラッキー、ドーブル等。
- 4.物理火力で殴り倒すことが出来る
まだ未開拓な部分がありそうな分野。ほぼ格闘ポケモンだが、
剣の舞や嫌な音、腹太鼓と組み合わせて一矢報いることが出来るポケモンはまだ居そうだ。
カイリキー、オコリザル、サワムラー、ヘラクロス、ニョロボン、ガラガラ、カビゴン等。
- 5.特殊火力で殴り倒すことが出来る
ファイヤーの日本晴れ+大文字で食べ残し55カビゴンをようやく76%の確率で3発。
寝言カビゴンはほぼ捨て身タックルなので実際は反動が入り、この数値はほぼ100%になるものの、
そもそも寝言持ちに対して、晴れの限られたターン・大文字の命中率・PPで3発に追いやるのはなかなか難しい。
他は、昆布やいばみが・メロみがで崩すぐらいか。
ファイヤー、サンダー等。
- 6.型や状況によっては単体でハメ殺すことが出来る
かなり曖昧だが、最も重要と言える分野でもある。
宿木のタネやアンコールを絡めた戦術が主。
高い可能性を秘めているように見えるが、実際発掘するのはかなり難しい。
ナッシー、フシギバナ、ワタッコ、フーディン、ピクシー、ドンファン
バトンタッチや甘える、状態異常+リフレクターと言ったサポートが出来る分野。
状態異常撒きに関してはかなり研究が進んでいる上、これが発展した所で出来るのは「カビパに強いカビパ」であり、
他のコンセプトのパーティに対するブレイクスルーとしてはあまり期待出来ない。
バトンタッチ関連に関しては発展の余地を残しているように見受けられる。
ハッサム、ドーブル、シャワーズ、ブラッキー、スターミー、ポリゴン2、サンダー、ハピナス等
現在、最も伸びしろがあるように見えるのは項目4か。
次いで、難しそうではあるが6と7もチャンスはあると筆者は感じている。