ガラガラニドキングWAの現代風アレンジ例

当ブログで2011〜2012年に渡り何度か経過報告しつつ構築して来たガラガラニドキングWA(CH流トキワジム)。
最新版はこちらで、有難いことに4年経った現在でもそのままやアレンジされて使用されているが、
その後の環境の変遷に対応したアレンジの一例を紹介する。*1

重要な注意事項として、このパーティに関しては長期的に生き残ることを目指しているというのが根底にあるため、
現在の短期的だと思われるメタを考慮したアレンジは一切していない。

55 ガラガラ 地震 岩雪崩 剣の舞 目覚めるパワー蟲 太いホネ DDFF
50 マルマイン 10万ボルト 電磁波 光の壁 大爆発 奇跡の実 FFFF
50 ナッシ− リフレクター 痺れ粉 目覚めるパワー草 大爆発 黄金の実 EEFF
50 カビゴン のしかかり 地震 腹太鼓 自爆 食べ残し FFFF
50 ドーブル キノコの胞子 アンコール 高速移動 バトンタッチ 光の粉 1FFF
55 ニドキング 地震 大文字 爆裂パンチ 薄荷の実 FFFF

赤字部分が、最新版からの変更点である。

  • ガラガラ

変更無し。目覚めるパワー蟲の枠を変更するのは、単なる短期的なメタに影響されているに過ぎないと筆者は考える。
素早い身代わり持ちで普遍的な強さを持つようなコンセプトが今後登場した場合、
地震⇒ホネブーメランに変更になる可能性はあるが、今のところ必要性は感じない。

変更無し。リフレクターが欲しいという誘惑は常にあるが、
電磁波は必須として、光の壁を抜くと勝てる相手に勝てなくなるケースが増えるため、優先度的に落ちると判断している。

  • ナッシー

変更無し。サイコキネシスを打ちたくなるような相手には、痺れ粉で間に合うことが多い。

変更無し。特に検討の余地も無いだろう。

道具を薄荷の実⇒光の粉に変更。
薄荷の実は後述のニドキングに持たせた方が、草ポケモンとの交戦で有益だと判断した。
高速移動+バトンタッチは現在、眠らせ技や、爆破などのドーブルを一撃で倒す強力な攻撃で対策されることが多い。
眠らせ技に対しては薄荷の実があるに越したことはないが、命中率が低めなので光の粉も機能する。

強力な攻撃技を耐えるという目的なら、気合いのハチマキも有力候補に挙がる。
こちらは眠らせ技に対しては無効だが、代わりに光の粉よりも発動率が高い。
光の粉は命中率100%の技を7.8%で回避出来るの対し、気合いのハチマキは11.8%の確率で耐えることが出来る。
元々乱数である55カビゴンの捨て身タックルや55サンダーの雷に対しては特に有効に働く。
光の粉は回避すればダメージが0なのに対し、気合いのハチマキではダメージを喰らってしまうというデメリットがあるが、
攻撃を喰らう際には高速移動を使っていることがほとんどなので、HPが1でも残りさえすれば仕事を遂行出来る。
すなわちこれはドーブルにとってほとんどデメリットにはならない。
ただ現状、命中判定のある全ての技に対して有効ということで、より広い詰み解消として光の粉を有力視している。

冷凍ビーム⇒爆裂パンチ、磁石⇒薄荷の実に変更。*2
最新版では対50スイクンを重視して雷+磁石にしていたが、対50スイクンの重要性は薄れたと判断したため、
磁石はその前に持たせていた薄荷の実に戻した。
ただし、雷は10万ボルトに戻すことはせず、複数戦においてパルシェンを一撃で倒すことが出来るメリットを重要視した。
大爆発の対策は進み、単純に爆破+爆破+ニドキングでタイマンに持ち込めることも多くはなくなったため、
ニドキングパルシェンエアームドのような場合に、10万ボルトを耐えられて大爆発されて負けることは無くなる*3

冷凍ビームはドンファングライガーなど一部の地面ポケモンカイリューへの対策、
無理な相手への詰み解消技として持たせていたが、対カビゴン性能の重要性を軽視していた。
爆裂パンチひとつ持たせるだけで対カビゴン性能は大幅に上昇する上、
詰み解消性能として冷凍ビームよりも期待率が高いため、リターンが非常に大きいと判断して採用した。
冷凍ビームを抜くことによる地味なデメリットとして、
ナッシーに対して命中率の低い大文字を打つしか選択肢が無くなるため勝率が下がるという点がある。

因みにニドキング自体を変更する選択肢もあるが、適任がよく分からない。
現在モヤモヤしている点は、ドーブルの持ち物がやや無理矢理というところ。

*1:筆者がもし現在使うならこうする、という内容である。

*2:薄荷の実は正確に言うと、戻した。

*3:もちろん雷を外したら負けるが、言わずもがな10万ボルトを急所に当てるよりはマシである