困った時に入れると強い、優秀なサポート

*1
今回は、パーティを組む際に、とりあえず入れておくと最低限の活躍はしてくれる保証のあるポケモンや、
受け役割的には5匹でほぼ足りている、という場合に決定力の補助になりやすいポケモンを、筆者の主観で紹介する。
★はオススメ度で、5段階評価。(この記事に採用している以上、★ひとつでもそれなりの評価に値する。)

カビゴン のしかかり/爆裂パンチ/眠る/寝言@何か ★★★★★

お馴染みになりつつあるクソカビだが、自爆カビゴン並にあらゆるパーティに入る余地があるということを補足しておきたい。
クソカビの記事にあるようにゴーストに強いバンギラスフーディンエースの隣に置くのはもちろん有効だが、
undead_princess氏のようにサンダーパガラガラパに入れる線も大いにあるだろう。
50カビゴンでありながら55サンダーにタイマンで充分強いというのも大きなポイントで、*2
特に自爆カビゴンと比べて、長期間に渡る状態異常撒き性能のほか、
自分は生き残りつつ一方的に相手を倒せる可能性があるというのは見逃せない利点である。

スターミー 波乗り/電磁波/怪しい光/身代わり@食べ残し ★★★★

いわゆるあやみが。このスターミーの性能に関する詳しい解説はここでは割愛する。
高性能な麻痺撒きと類稀なるクソゲー性能を持つ。特定のポケモンを誘い出す力(以下「誘い能力」)も絶大。
レベルを51喰うのが玉に傷だが、55サンダーを意識しなければ50でも使える。
食べ残しも消費するが、食べ残しの奪い合いの末に生き残るぐらいに価値のあるポケモンだろう。

エアームド ドリル嘴/吹き飛ばし/どくどく/守る@食べ残し ★★★

いわゆる毒守るエアームド。性能に関する詳しい解説はここでは割愛する。
高い毒撒き性能を持つので、「場に出しにくいが火力がある」というエースの隣で使うと、
相手を眠らせたのちにエースが暴れやすくなる。
これも食べ残しを喰う。

ブラッキー どくどく/甘える/眠る/寝言@光の粉or薄荷の実 ★★

性能に関する詳しい解説はここでは割愛する。
中程度の毒撒き性能のほか、Lv.50でも55カビゴンの捨て身タックルを2発は耐えるため、
カビゴンを相手に寝言で粘って眠りに追い込む性能はかなり高い。
これも、出しにくいがカビゴンが眠れば動きやすくなる、というポケモンの隣で使えば恩恵が得られるだろう。
寝言持ちの特殊ポケモンや毒ポケモン等には無抵抗で、一部には起点にすらされてしまうのが痛い。

カビゴン 地震/大文字/眠る/自爆@薄荷の実 ★★★★

「誰でもいいから1枚道連れする」という能力に関してはトップクラスだと思う。
爆破速攻パーティに於いて、無理して2枚以上連れて行く必要が無い場合は、カビゴンはこの型が最も手広いのではないだろうか。
ただし、現環境で見ることの少ないプテラやツボツボ、身代わり持ち飛行ポケモン等に関しては放置している。

ドーブル キノコの胞子/アンコール/何か/何か@何か ★

役割的には足りていて、パーティの決定力を出したいという場合に筆頭に挙がるポケモン
技は完全に自由だが、キノコの胞子やアンコールはとにかく持っていれば役立たない場面は少ない。
他に性能の良い技としては、道連れ、カウンター、ミラーコート、撒き菱、宿木のタネ、怒りの前歯、バトンタッチ等。

ガラガラ 地震/岩雪崩/剣の舞/何か@太いホネ ★★★★★

どのレベルでも全抜き要員として使える素晴らしいポケモン。誘い能力もそれなりにある。
麻痺撒きや壁技を張れるポケモンが一緒に居ればより一層際立つ。
4つ目の技はヘラクロスが厄介ならめざ飛、ナッシーが厄介ならめざ蟲が無難だが、
それ以外にも爆裂パンチ、破壊光線、大文字、凍える風、守る*3など選択肢はある。

ミルタンク 丸くなる/転がる/影分身/ミルク飲み@光の粉 ★

性能に関する詳しい解説はここでは割愛する。
低〜中レベルでの全抜き要員。誘い能力はそこそこ。
55カビゴンや、その他カビゴンを中心としたパーティに強くしたい場合に特に有効。
出来れば50サンダーに先制出来るLv.51は欲しいため、レベルを喰い気味。

ハッサム 恩返しorめざ蟲/剣の舞/バトンタッチ/光の壁or泥棒@黄金の実 ★★★

物理エースの横でサポートしつつ、時に自ら決定力を出せるポケモン
物理エースの受けとして出て来るパルシェンブラッキーあたりを起点に出来るのは美味しい点。
光の壁は特に、特殊耐久の不安なエースの場合重宝する。

マルマイン 10万ボルト/リフレクター/光の壁/大爆発@奇跡の実or麻痺治しの実 ★★

ガラガラとの相性の良さはこちらの記事で述べたが、
その他「壁さえあれば2タテ*4も夢ではない」というポケモンと非常に相性が良い。例えば破壊の遺伝子ケンタロス等。

ナッシー サイコキネシス/眠り粉/痺れ粉/大爆発or宿木のタネ@何か ★★★

いわゆるダブル粉ナッシー。相手に合わせて2種類の状態異常を撒けるため非常に嫌らしい存在となることが出来る。
眠り粉で交代を促進させ、出て来た別のポケモンに痺れ粉を撒くというようなことも可能。
速攻パーティの場合*5は撒くだけ撒いて爆発、
また逆に宿木のタネを持たせて更に場荒らし性能を高めるのも良い。この枠はパーティの方向性に合わせてどうぞ。

ゲンガー 10万ボルト/冷凍パンチ/何か/大爆発@何か ★★★

特に誰の対策といったような明確な役割は無いが、対策をしておかないと時に止まらず、
大爆発も好きなタイミングでされてしまうので、誘い能力はかなり高いのではないだろうか。
地震以外のカビゴンを起点にすることが出来るが、逆にカビゴンに対する大爆発以外の対抗手段が無いと、
「相手のゲンガー受けがカビゴンだった」という場合に居座られて粘られてしまうという点は注意したい。
逆にゴーストに無抵抗であるクソカビが流行っている環境では、メタ的に大きく株を上げることとなりそうだ。
レベルは50や51でも使えるが、55サンダーに先制出来るLv.52になると急激に性能が上がる。
バランスパーティならばまず真っ先に入れたいポケモンのひとつか。
残りの技は、道連れ、眠る、怪しい光、炎のパンチ、爆裂パンチ、サイコキネシス、催眠術などが候補に挙がる。
狙った相手を確実に爆破出来るようになる黒い眼差しも悪くなさそうだ。


★の多いものは特にどんなパーティでも活躍のしようがあるため、
これらから相性の良いものを2〜3匹選んで残りをトリプルエースやカルテットエースにしても普通に戦えるパーティになる。

50カビゴンのしかかり爆裂パンチ眠る寝言光の粉FFFF
51スタ−ミ−波乗り電磁波怪しい光身代わり食べ残し1FFF
54ガラガラ地震岩雪崩剣の舞目覚めるパワ−飛行太いホネCDFF
54サンダ−眠る寝言目覚めるパワ−氷ピントレンズBDFF
54カイリキ−クロスチョップ鈍い眠る目覚めるパワ−霊奇跡の実DEFF

例えばこんな構成でも、それなりに勝てたりする。(6枠目は自由枠。カルテットエースにしても良いし、サポートを1匹追加しても良い)

*1:あけましておめでとうございます。本年もあやほろを宜しくお願い致します。

*2:ただし何度も後出しで受けることが出来るキャラではないので、サンダーとそれなりに戦えるポケモンと組ませる必要がある

*3:主に相手の大爆発をかわすことが目的

*4:マルマイン自身の大爆発が非力なので相手を1枚連れて行く能力は低く、通常2枚以上残されるため、残りで2タテする必要がある。そういう意味では上記の自爆カビゴンと対を成すような存在

*5:ガラガラエースとの相性はなかなかだと筆者は思っている。