三銃士三銃士[型][重要度★★★][CH]

*1

カビゴン・ガラガラへの対面性能が強く、幅広い相手と戦える、
ナッシー・パルシェンフシギバナの3種に「三銃士」という呼び名が定着した。
Lv.50のサポメンが「三銃士から1匹もしくは2匹+カビゴン(+その他)」となっているパーティは非常に多く、
それらに強いバンギラスや炎エースも一通り研究されてきたが、
最近では更に軽量化のためLv.50でそれらを刺せるポケモンの研究も進んでいる。
筆者の考えるところでは、特に代表的なものは下記に挙げる3種で、
これを今仮に、三銃士三銃士と呼ぶことにしよう。

ファイヤー 大文字/日本晴れ/眠る/寝言@木炭orピントレンズ
ファイヤー 大文字/リフレクター/どくどくor吹き飛ばしor日本晴れor眠るから2つ@何か

ファイヤーならばLv.55振らずとも、ナッシーを確定一撃で焼き払うことが出来る。
因みに木炭を持たせるとフシギバナを64%、パルシェンを18%、ヘラクロスを82%程度の確率で一撃となる。
三銃士に対する速効性と、攻撃技を1本で済ますことが出来るという点でサンダーよりも秀でている。
寝言型の長所は鈍いを持たないカビゴンに強く、クソカビが流行っていた頃はクソカビ受けとして50寝言ファイヤーが使われることもあった。
リフレクターは当然、爆破への抑止力になる。
ファイヤーに弱い爆弾に圧力をかけることによって大爆発を誘発させ、リフレクターで枚数差を付けることを狙える。
爆破速攻のみならず55カビゴンにも有効で、日本晴れ+大文字で軽々と55食べ残しカビゴンを3発で倒せる。
50カビゴンに至っては木炭を持たせれば中乱数2発で倒せる。
また、雷サンダーやライコウに対しても日本晴れは有効である。

ヘラクロス メガホーン/鈍い/眠る/地震or寝言@薄荷の実orピントレンズor先制の爪or銀の粉
ヘラクロス メガホーン/何か/堪える/起死回生@何か

ナッシーを対面一撃で倒すことができ、フシギバナを上から高確率2発で倒せる。
低レベルカビゴンに対しても、単純な殴り合いならば殴り勝てる。
リフレクターが無いため爆破を受けやすいが、誘爆する駒として使うことは出来る。
また、爆破に対してこらきしが非常に刺さる場合があり、バンギラスパルシェンのような場合そのまま勝ち確に繋がるケースもある。
三銃士三銃士の中ではバンギラスフーディンやスターミーと言ったポケモンにも強いのがポイント。
地震を持たせれば55ゲンガーも受けられるようになる。

ルージュラ 冷凍ビーム/サイコキネシス/悪魔のキッス/リフレクターor身代わり@何か

三銃士の全てを対面身代わりでシャットアウト*2しつつ、軽々2発で倒せるポケモン
耐久力が低すぎてリフレクターを貼ってもパルシェンやナッシーの大爆発で乱数で倒されてしまうが、
後続のサポートは出来るし、カビゴンとの対面でも役に立つ。
特筆すべきは悪魔のキッスで、カビゴン等の不利対面でも眠らせて起点を作ることが出来る。
ここまでに挙げた2匹と違って耐久型ではないため、対面有利を作って相手よりも先に起点を作ることが重要となる。
身代わりの場合は三銃士の手前で安易に身代わりを貼ると、カビゴン等が出て来た際にHPが丸損となる危険性があるので立ち回りに注意する必要がある。
サンダーを釘付け出来るのはポイントのひとつ。
選出によってはリフレクターライコウにも悪魔のキッスが刺さる場合がある。
サイコキネシスパルシェンの他、地味にカイリキーやヘラクロスに対しても有効。

  • 三銃士三銃士を使った構築の方向性

これらのポケモンの特徴として、50同士での対面有利を利用して、起点を作ったり、
相手を誘爆させて枚数差を付けるということを得意としている。
また、爆発するポケモンと比べると耐久性があり、サイクル戦が出来るため、
耐久力が高めのエースと組み合わせることで、「受けて勝つ」というコンセプトが狙える。
既存の例としては、リフレクターライコウルージュラが似たような形である。
受けて勝つのだが、対面の圧力とリフレクターを利用して、相手に自滅させるというのが真の狙いである。
そのため、この他に爆破を受けられるノーマル耐性や、相手を追い込めるどくどくを撒けるポケモンと併用すると良いのではないかと考えている。
例としては食べ残しどくどくハガネールで、相手を弱らせつつ爆破をカット出来るほか、
三銃士三銃士ではカバーしきれない55寝言カビゴンミルタンクを受けることが出来る。
なお、これらのポケモンはあくまで直接的な相性が良いというわけではないため、
あまり組み合わせ過ぎるとスターミー等のポケモンに極端に弱くなってしまうため、
実際は2匹ぐらい採用する程度で良いだろう。

*1:あやほろ6周年記念記事

*2:めざ蟲ナッシー等は無理