破壊の遺伝子ケンタロス対策

周知の事実も多いと思うが、ここで一度破壊の遺伝子ケンタロス対策をまとめてみる。

  • ツボツボ

言わずと知れた最強のケンタロスキラー。防御用の丸くなるの他、攻撃用のどくどくか転がるがあれば、
ケンタロスが全て動いた前提ですら勝てる」という非常にレアなポケモン
3連続で行動されなければ、後出しで受けることも出来る。
アイアンテールに弱いのも有名。
また、影分身型ならケンタロスの手前の爆破ポケモンにも強いので、3タテも狙える。

Lv.50で先制出来るが、遺伝子状態の捨て身タックル2発で倒れてしまうのでリフレクターや身代わりが欲しい。
それらがあれば、かなり有利になる。

  • 身代わり3人衆

いばみがorメロみがサンダース、Lv.54以上のあやみがスターミー、Lv.52以上のメロみがフーディン
全て動かれると勝てないが、かなりの確率で身代わりを残し、有利に戦うことが出来る。
サンダースはLv.50でケンタロスに先制でき、Lv.55なら52マルマインにまで先制出来るためケンタロスセットの強力なキラーになるというメリットがあるが、反面ホネブーメランに非常に弱かったり、いばみがだとカビゴンを突破しづらかったり、メロメロだと特殊の目覚めるパワーを併用出来なかったりと、汎用性がやや狭い。
フーディンは、メロメロというのがメリットにもデメリットにもなり得る。
最も汎用性があるのは、誰にでも混乱が入り、誰にでも攻撃が当たり、眠ったポケモンを圧倒的に倒しやすいスターミーではないだろうか。
この中で唯一、ホネブーメランガラガラに強いというのもある。

どくどく守るエアームドは、タイマンでケンタロスに有利を付けることが出来る。ただし、マルマインの弱い爆破の仕様により、実際は健康な状態のエアームドが、場に出たばかりのケンタロスと対面出来ることは滅多に無い。
注目すべきは寧ろ、ケンタロスが出て来る前の段階で無理矢理吹き飛ばしてケンタロスを引き出し、
再度吹き飛ばせば破壊の遺伝子を消滅させることが出来るという点だろう。
これは地震や大文字を確実に1発は耐える吠えるハガネールでも代用することが出来る。
ハガネールの場合は特に、マルマインの前に堂々と居座って吠えることが出来るのが利点。逆にタイマンになると不利だろう。

撒き菱を踏んでも高確率で、更に食べ残しがあれば確実に地震を耐えることが出来るので、読み当てればカウンターで倒すことが出来る。
注目すべきは、マルマインの前に出し、マルマインがリフレクターを貼って来た場合鈍いを積むことができ、
そうなると大爆発+破壊の遺伝子ケンタロス地震を確定で耐えることが出来るという点。
食べ残しがあれば大文字を撃たれてもダメージは微々たるものなので、カウンター連打でリフレクターのターンを凌ぐことができ、
相手のリフレクターが消えたら鈍いを1回積んである状態の地震で高確率2発*1ケンタロスを倒すことが出来る。
これによってサイドンがかなりの有利を取ることが出来るため、遡るとマルマインは何も貼らずにいきなり爆破することを余儀なくされる。この場合の大爆発+地震は耐えないので注意したい。

Lv.50で撒き菱を踏むと地震で半々より高い確率で一撃になってしまうが、食べ残しがあればこれが低確率になる。
また、Lv.52程度まで上げれば、撒き菱を踏んで食べ残しが無くても高確率で地震を耐える。
撒き菱が無ければ、Lv.50で何も持っていなくても確定で地震を耐える。
耐えることさえ出来れば、ケンタロス側にリフレクターがかかっていなければ大爆発で高確率で倒すことが出来る。
この他、上記のハガネールのように吠えるや、サイドンのようにカウンターも出来るという点がポイント。

撒き菱を踏むと破壊光線で高確率一撃になるのがネック。
「リフレクターがあればケンタロスにタイマンで勝てるポケモン」が後ろに控えていれば、リフレクターを張れば勝ちということなので、
破壊光線の命中も加味すれば5割以上を取ることは出来る。
ケンタロスセットの記事に書いたように、マルマインの前に居座れないのが問題。

  • リフレクターナッシー

撒き菱を撒かれた前提だと、パルシェンでも結局は動かれると一撃で倒されると考えれば、
パルシェンに比べてマルマインの前で居座ってリフレクターを貼れるナッシーの方が優れた対策となることも考えられる。
マルマインが何もせずに初手爆破して来たらリフレクターを残せないが、
ケンタロスがその後動いてナッシーを倒し、更に後ろのポケモンに対しても動かなければならないと考えるとナッシー側が有利と言えるだろう。*2

撒き菱を踏んでも食べ残しがあれば、破壊光線を高確率で耐えることが出来る。
ケンタロスは捨て身タックル+破壊光線でカビゴンを倒せるが、逆にこの2連続行動が出来ないと、鈍いを積まれてカビゴンが一気に有利になる。
カビゴンは仮に鈍いを2回積めたら、眠ってしまうと捨て身タックル+捨て身タックル+破壊光線で倒れてしまうが、
カビゴンの捨て身タックルでケンタロスを一撃で倒せるので殴れば良い。
鈍いを1回しか積んでいない状態でも、ケンタロスが混乱自滅で捨て身タックル一撃圏内になることもある。
また、マルマインの前で鈍いを1回積むことが出来れば、大爆発+破壊光線を高確率で耐えることが出来る。

身代わりが無くても、サイコキネシス+混乱自滅+サイコキネシスケンタロスを倒せるので、
5割より少し高いぐらいの確率で勝てる。

Lv.50だと破壊光線で高確率で倒れてしまうが、カビゴンと同じく丸くなるを1回積めれば有利。
ミルタンクの場合は寧ろタイマンを狙うよりも、爆破速攻に強いのでその手前の爆破ポケモンを起点にして丸くなるや影分身を積みたい。

ケンタロスの全ての攻撃を確実に1回耐えるので、滅びの歌をかけることが出来る。
その次のターンに倒されなければ、あとは道連れ連打で勝ちが確定する。
すなわちケンタロスが2連続で行動しなければ(=75%)それが勝ちに直結するので、地味に今回紹介したポケモンの中ではかなり高精度なケンタロス対策になるのではないだろうか。
ケンタロス側だけが残り1枚」ということを有効活用した対策である。

この中で爆破速攻トリプルAパーティにおける大文字ガラガラにも勝てるのは、あやみがスターミー、パルシェン、ナッシーあたりか。

*1:実際は1度ぐらいケンタロスが混乱自滅していると仮定すると、確定2発で倒せると考えて良いだろう。

*2:もちろんこれは、ナッシーの後ろに控えているポケモンが、ケンタロスが1回でも自滅すれば、もしくはリフレクターがあれば勝てるようなポケモンという前提。