カイリキー救済作戦 〜55めざ飛カイリキー
Lv.55 カイリキー クロスチョップ/目覚めるパワー飛行/何か/何か＠何か
カイリキーの目覚めるパワー飛行はフシギバナに対して大文字と同じダメージ*1を与えられるが、
大文字に対してPP・命中の観点から見て、光合成で粘るフシギバナに対して連打して急所待ちに持ち込むことがかなり現実的になる。
他には大文字と違って、ヘラクロスにも圧倒的に強くなる*2。特に50ヘラクロスに至っては高確率一撃である。
カイリキーのサブ技としてよく採用される岩雪崩、地震、めざ霊、めざ蟲のどれを以てしても倒せないフシギバナとヘラクロスに強くなるという点で大文字と同じだが、耐久的に厳しいカイリキーにとってはめざ飛ぐらいの安定感が欲しい。
カイリキーにめざ飛を持たせるという案自体は昔からあるが、
その際必ず生じる壁が、他のめざパを使えなくなってしまうという点。
地震で対抗出来るゴーストはまだしも、自己再生を持ったエスパーに対してはこれは死活問題となる。
しかし、この問題は意外と解決出来なくもない気がして来た。
- 追い打ち
ゴーストとエスパーに弱いということで自然と考えられる策だが、
カイリキーがWAに歓迎されるパーティとしては、サンダーパーティやフーディンパーティがある。
これらはどちらも対エスパー*3があまり得意ではないポケモンなので、
追い打ちがカイリキーだけでなくもう一方のエースとも相性が良く、パーティとして成立しやすいのではないだろうか。
追い打ちをヘルガーに任せる場合、ナッシーに強くスターミーに弱いため、雷パンチフーディンと組ませるのは悪くない案かも知れない。
- 攻撃範囲の選択
エスパーで止まるとは言ったものの、ナッシーに関してはめざ飛で突破が出来る。
また、ゴーストもめざ飛で3〜4発である上に、ゴースト側もカイリキーに有効打を与えられないことがある。
技スペースはまだ2つ残っているので、他に持たせる技によっては、止まる相手をかなり限定することが出来るかも知れない。
・地震
最も広範囲を埋められる技。毒・ゴーストのほか、中レベルのフーディンも2発で倒せる。
ここで例えばヨガのポーズを持たせれば、1回積んだ後の地震で低レベルのスターミーも2発。
他にめざ飛でナッシー2発、クロスチョップで55カビゴンを一撃になるので、これらの組み合わせに強くなる。
この場合持ち物はもちろん奇跡の実だろう。
ただしこの場合飛行を倒せないので、55カビゴンやバンギラスの隣に50サンダー等が居た場合に困ることになる。
・やつあたり
エスパーに対して地震と同等のダメージを与えつつ、50サンダーも高確率3発で倒せる。
毒に対しても、甘えるニドクイン以外は突破出来なくない。
これも地震同様、ヨガのポーズと併用しても良い。
・のしかかり
スターミーやフーディンにある程度強くなり、50サンダーにも対抗出来る。
・岩雪崩
50サンダーを2発で倒せる確率は命中を無視しても7割なので、出来ればあまり頼りたくない。
55サンダーを3発で倒せるが、そもそも55サンダーにカイリキーを出したくないので、用途が狭い気がする。
・アンコール
スターミーやゴーストの行動を縛れば、めざ飛だけでも突破出来る可能性があるので意外と見逃せない。
のしかかりや岩雪崩とは両立不可なので注意。
重大な注意点がある。55カビゴンの捨て身タックルで中乱数2発で倒れる。
よって持ち物は黄金の実というのも考えられる。*4
相変わらずカイリキーというのは何処かで止まってしまうポケモンだが、
環境に刺すことを考えればめざ飛カイリキーは一考の余地はある気がする。
