各レベルの旨み
例えばゲンガーはLv.52以上だと55サンダーや50スターミーに先制出来るようになって急激に性能が上がるなど、
ポケモンによって「このレベルから強くなる(性能が変わる)」というラインがある場合がある。
レベル51
主に同族のLv.50に先制出来るというのが大きな利点。
素早さでは、スターミーやライコウ等の115族が、55サンダーに確実に先制出来るようになるという点が大きい。
特にライコウはLv.50だと同速により眠っている間に雷を4発受けて倒される可能性があるので、
サンダー受けとしての性能が段違いとなる。
更にライコウがリフレクターを使えるようになるのもこのレベルから。
あやみがスターミーも雷サンダーに対し先制身代わりが安定となるLv.51以上が基本である。*1
その他、サンダースやプテラがLv.55のスターミーやライコウに、
ブラッキーやシャワーズがLv.55のカイリキーやリングマに、それぞれ先制出来るようになる。
レベル52
攻撃面・防御面はLv.51と大差無いケースが多いが、素早さの面で得をするポケモンが比較的多い。
特に素早さ種族値95族あたりから上のポケモンは、
Lv.52にすると1ランク上(種族値が5上)のLv.50のポケモンと、2ランク下(種族値が10下)のLv.55のポケモンの、
2つの層に先制出来るようになるというのは重要なポイントである。
このあたりのポケモンは100族や115族など、バトルで頻繁に見るポケモンが多いため、
それに先制出来るようになることによる恩恵は大きい。
具体的にどういう相手に先制出来るか、以下の表を参考にされたい。
素早さ種族値 | 代表ポケモン | Lv.52で使うと先制出来る ようになる主な相手 |
120 | フーディン ダグトリオ | 55ケンタロス 55ゲンガー |
115 | スターミー ライコウ ペルシアン | 51スターミー 51ライコウ*2 53ゲンガー 50フーディン |
110 | ゲンガー エーフィ ケンタロス | 55サンダー 50スターミー |
100 | サンダー ドククラゲ リザードン | 55ファイヤー 55ガルーラ |
95 | ルージュラ ヘルガー オコリザル | 50サンダー 55スイクン |
81 | ギャラドス | 50ヘラクロス 50ムウマ |
70 | パルシェン エアームド ウツボット | バンギラス |
その他の例としては、
エーフィは朝の陽射し、ブラッキーは月の光、シャワーズはハイドロポンプをそれぞれ使えようようになる。
特に前の2匹に関しては甘えると併用することによって多くの物理ポケモンと戦えるようになるというのは周知の通り。
エアームドは食べ残しの回復割合が大きくなり、持たせると耐久面で様々な恩恵がある。
詳しくはセキエイジムのこちらで触れられている。
カビゴンも食べ残し回復量が増えるため、耐久が上がる。
また、スターミーの身代わりが50ブラッキーの追い打ちを高確率で耐えるようになるため、
ロックバトン型でないブラッキーに対し安定して身代わりを張れるようになる。
バランス編成や逆エースは、このようなポケモン複数を有効なレベルで使えるパーティという点では注目したい。
レベル53
ダメージ計算式のレベルボーナスが上がるため、Lv.52と比べて一気に火力が上がることが多い。
それゆえ多くの場合エースとして頼れるようになるレベル。
ガラガラは50エアームドに対し腹太鼓+岩雪崩で確定一撃、剣の舞+岩雪崩で確定2発となる。
素早さの面では、ドンファンやイノムーが、55ガラガラや50ナッシーカイリキーに先制、
ヌオーが55カビゴンに先制、
ブラッキーやシャワーズが、50パルシェンエアームドに先制、
ゲンガーが51スターミーライコウに先制。
レベル54
多くの場合1ランク下(種族値が5下)のLv.55のポケモンに先制出来るようになる。
シャワーズやハッサムは、バンギラスや51パルシェンに先制。
ファイヤーが50サンダーに先制、エレブーが50スターミーに先制。
しかし攻撃面・防御面ではLv.53と大差無い場合が多いのと、
パーティのレベル編成が54-51-50と3段階に分かれてしまい不便になるため、*3
よほどLv.51で使いたいポケモンが隣に居ない限りはLv.55まで引き上げた方が良い。
レベル55
解説略。攻撃面・防御面ともに大幅に性能が上がる。
通常、サポメンにレベルを上げて使いたいポケモンが居なければ55エースに50サポートを2匹付ける構成が効率が良い。